コラム

全国に専門学校生はどのくらいいるの?

「令和4年度学校基本調査」より

全国には専門学校生が約60万人在籍!学校数は大学の約3.4倍

令和4年度学校基本調査資料によると、専門学校は全国に2,721校あり、約60万人の学生が学んでいます。そして専門学校は大学の約3.4倍も多く存在しています。(大学設置数:807校)
多くの専門学校は学生一人ひとりにきめ細やかな指導を提供するため、1クラスに1520~30人程度の学生が在籍することが一般的です。大学と比べて少人数制である特長を生かし、学生一人ひとりに合わせた指導や実践的な教育を提供することが専門学校の魅力の一つです。また、実習やインターンシップなど現場での経験を積むことができる機会が多くあります。

「学校基本調査」とは
文部科学省は毎年「学校基本調査」という統計結果を発表しています。
この調査は全国の幼稚園、小・中・高等学校から大学専修学校までを対象に、昭和23年度より毎年実施されています。
全国の学校数の増減や、生徒・学生数など、現在の学校教育における実情を把握することができます。



専門学校は多様な分野で学ぶことができる

専門学校には、工業や農業、医療や教育、そして文化や教養など、多様な分野があり、興味を持っている分野で専門知識を修得することができます。また、実践的な技術や知識を身につけるため、卒業後に即戦力として活躍できます。

専門学校は2年制だけではない!1年制、3年制、4年制の学科もある

専門学校の修業年限といえば、多くの方は「2年制」のイメージを持たれているかと思います。実際に令和4年度学校基本調査では2年制学科が全体の51.3%と過半数を占めています。しかし、学科によって専門学校の修業年限は2年制のほかに3年制、4年制が存在しています。(称号が与えられない1年制も一部あります。)

「令和4年度学校基本調査」より

専門学校の修業年限別の特徴について

<2年制>
2年制は専門学校のなかで1番多い学科です。2年間集中して実践的な知識や技術を学び、職業人としての基本的なスキルを習得し、比較的早く社会に出て働くことができます。
2年制の専門学校を卒業すると「専門士」という学位が付与されます。

<3年制>
3年制は2年制に次いで多い学科です。2年制より1年間多く学ぶことができるため、深い専門知識や技術を習得することができます。難易度の高い国家資格の取得や、さらに広い視野を持ち、幅広い分野での活躍が期待されます。
3年制の専門学校を卒業すると「専門士」という学位が付与されます。

<4年制>
専門学校でも大学と同じく4年制の学科を持つところもあります。
4年制学科の中でも、総授業時間が3,400単位時間以上など、いくつかの要件をクリアした場合には卒業と同時に「高度専門士」という称号を得ることができます。
「高度専門士」が大学卒業と同等に評価され、学校によっては大学院への入学資格を得ることができます。
大学との違いは、4年間じっくり専門分野に特化した教育を受けられるという点です。
大学の場合、1~2年次に「一般教養科目」を履修しますが、4年制の専門学校では1年生から専門分野の知識や技術について学ぶため、卒業後に専門職の即戦力として期待されます。

<1年制>
1年間という短い期間で必要な知識や資格を得て就職できる点が最大のメリットです。
デメリットとしては、2年制以上の専門学校では卒業すると「専門士」という称号を得ることができますが、1年制の学科では「専門士」の称号を得ることはできません。


以上、専門学校生と学校数、そして修業年限についてご紹介いたしました。
専門学校は就職に直結する専門的な知識や技術について学んでいるため、分野によって修業年限の主流も変化しています。

ビーアライブでは専門学校と企業を結び、産学連携の取り組みや専門学校生の新卒採用支援を実施しています。
専門学校との連携をお考えの企業の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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