2023 / 07 / 25
専門学校
留学生
日本にはどのくらい外国人留学生がいるのでしょうか。
今回は日本の教育機関に在籍する外国人留学生の人数や就職状況等をデータでご紹介します。
留学生総数:231,146人
専門学校在籍留学生数:51,955人
日本語教育機関:49,405人
独立行政法人日本学生支援機構が2023年3月に発表した「2022(令和4)年度外国人留学生在籍状況調査結果」によると、2022年5月1日時点で日本への留学生総数は231,146人、うち専門学校生は51,955人で全体の約22%を占めています。
※この調査には、入学が必要な手続き等が完了し、在留資格認定証明書(COE)が公布されたもの、又は申請中のもので、日本への入国制限により2022年5月1日現在来日していない留学生も含まれます。
上記結果は専門学校に限らず、日本へ留学している外国人留学生全体での出身国(地域)別の調査となります。2022年5月1日現在、アジア圏の国地域が上位5か国を占めています。
近年新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、政府の入国制限措置・防疫措置等について頻繁に更新が行われ、各教育機関でも対応に追われていました。日本留学を希望する外国人留学生の多くは、来日できずに現地待機や別の選択を余儀なくされました。なかなか留学生の受入れが進まず、専門学校など高等教育機関の学生募集計画にも大きな影響を及ぼしました。
しかし2022年10月11日以降、水際措置が変更され、日本への入国規制緩和の動きが本格化することで教育機関は外国人留学生の渡日加速に大きな期待を寄せています。
東京都に所在する企業等に就職した留学生は10,280人(35.5% )と最も多く、次いで大阪府2,673人(9.2%)、埼玉県1,552人(5.4%)、以下神奈川県、愛知県、千葉県の順となっています。
上記結果は専門学校に限らず、大学等を含む回答結果です。
※複数の項目に回答があったものは重複して計上しているため、許可数とは一致しません。
今回は日本企業への就職状況についても簡単ですが、ご紹介しました。
国際情勢が流動的ななかでも、さまざまな国地域から日本へ留学をしている学生がいます。
日本では顕著に少子高齢化や労働力人口の減少が進んでいる事もあり、今後ますます人手不足が進むと言われています。外国人労働者を受け入れる企業は今後増えることでしょう。
専門学校で専門スキルを持った外国人材の雇用は、企業においても新たな市場開拓や海外進出の可能性が広がります。また異文化を相互に理解することで、新たなアイデアが生まれることも期待できます。
今後、専門学校(専修学校専門課程)を卒業した外国人留学生の日本における就職は、規制緩和の動きにより、さらに促進されることが見込まれます。
ビーアライブは「一般社団法人外国人材活躍推進協議会(FORSA)」に加盟し、事務局を担当しています。
この団体は、日本の専門学校で学ぶ留学生が日本で就職し、日本の有力な労働力として活躍できるよう、産業界と教育団体、そして地域と連携し推進していく団体です。
当社もFORSAの事務局として、専門学校の留学生が活躍できるよう、支援してまいります。
一般社団法人外国人材活躍推進協議会
https://forsa.or.jp/